2011-08-11 あさあけ 昧爽前の、酷く青い街を動いている生命体二つ。それは君と僕。近似値ばかりが辺りに散らばっていて正解がないんです。仄黒い影を率いて僕ら、ひとつには、なれないのに、ふたつに、はなれないでいる。斯様な、疎ましき散歩、麗しのダンス、濁る目、雨の気配。