2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

這う舌

シルクロードの妄想が僕の八月を終わらせてくれないんだ。暦が往くよ、そしてもう帰らない。人々は環状線のように年月を指差して笑うけれど、実際僕の指が覚えている痛みとか、汚れとかはもう二度と帰ってこないから、ああ、あれだ、螺旋状に落下して行って…

八月の亡霊がずっとこっち見てる。

寒くなる前に君を覚えておきたい。おぼろげでも良い!ああ!僕は君の呼吸の生温さでも良いから覚えておきたい!また来年、八月が巡ってきたら、逸早く君のことを鮮明に思い出せるように。 八月の亡霊がずっとこっち見てる。八月の亡霊がずっとこっち見てる。…

午后の匂いが

午后の匂いが今日の熱帯夜を予告している!明けない夜はないと言うのに、夕暮れの赤はどうしてこんなに不安になるんだろう。ウォッカが口腔の粘膜に雹を降らせて、失せた。失う!午后の匂いが、もう数値になった昨日を辱めてる。サディストの血が欲情を孕ん…

矛盾

諦める勇気が無いよ。どれを切り捨てたら後悔がない?それとも、須く後悔の念に苛まれるべきなのか?君はどうしてるの?僕の言葉にはどんな責任があるんだ。もう何も描かなくなれば、人を不幸にする事はないものか。何億もの感情と何千かの思想と何百かの祈…

掘る

ただたくさんの眼が僕に向けられているね。明日はどこにあるのか僕は探して、汚れた指々で空を仰ぐ姿が、君には汚物のように見えるかな?誰かが知っている答えが僕の本当に大切なものだという確証がない。僕は、今、確かな物が欲しいんだよ!確かなもの、確…

犠牲は一つ?それとも二つ?

もう、未来なんて無いんだと思うのに、それでも共にいようと思う、この変態なる感情を、恋愛と仰るんですか。私は変わりたくない、私と言うものから、私じゃない私へと。それでも、その変態たる感情がそれを許さないのなら、やっぱり、あの日の如く、死ぬか…

教えてください!

教えてください!教えてください!人を傷つけても、自分のやさしさに負けてはいけないんでしょうか。人を傷つけても、自分のやさしさに負けては、人を傷つけても、自分のやさしさに負けては、負けてはいけないんでしょうか…。

ドラマチック

セックスが苦手なこと、大切な物がいっぱいあること、アートのこと、全て隠して生きていければよかったのに。演技をしていられない。

死に近い感覚で

躊躇い傷ばかり増えるのは、僕のせいってだけなんだ。でも、僕の本当に言いたい事を言ったら、僕は死んでしまうかもしれない。容易い、下らない。

惰性に

惰性に近い愛情が僕を支配しているね。

こころがいたいよ

お前の何を恐れているのかと言うと、私の言うこと成すこと、全て言い訳だ、自分が傷付きたくないからそう言ったり遣ったりしているんだ、って思っているんじゃないかって、そう思うんだよ。お前はいつも「言い訳だ」と言葉にして言う。私はその言葉にこころ…

サバンナ

追うリボンの軌跡ばかり目で追って、僕はそのまま猛獣に食べられちゃえば良いんだろう?望めよ、そうな。

天邪鬼

太陽から真っ直ぐに刺す光の輪郭を描けるのは影だけなのに、影を恐れるのはだれ?君の灯火は、真昼間では役に立たないね。きっとすぐに東から夜が来るよ。今日も、ちゃんと与えられるよ。だから目をそらすな!君は受け入れるべきだよ、光ってばかりも居られ…

東京週間

三等星から光の矢がやって来る。受け止めた網膜きらきら。 心の空白は一体何を以ってして満たせと言うのですか。私は円をぐるぐると描く。環状線に終わりなどない事は解っているのに、手段の為に目的を失ったことに気付いていない。新宿駅東口の大きな交差点…

革命

枯渇していく事を恐れた、僕の脳の中で小さな革命はいつも起きているよ。

夢と食事

もぞもぞ動いたら眠りの向こう側に夢が見えて、僕はそれをぼうっと眺めていた!世界が君を見なくなる夢だ。これは僕が君の事を見ていないのを暗示しているの?悲しい比喩ねって君が言うけれど、眼が怒っているから僕は口を噤んだ。お皿の上にまだ欲望の塊が…

黙読

黙れ!蔑んだ目で見るな!お前はちゃんと生きているのか!そしてちゃんと死ねるのか。

遺伝子のワルツ

生まれよう、僕は今日、もう一度。きっと誰かに遇えるかなと思って、新宿へ行きます。雑踏に紛れれば紛れるだけ自分と言う単位から群集と言う単位になれる。あの街をいとしく思うのは、遺伝子レベルの話かな。なんてね、僕は一人で夕暮れの東京にどっぷりと…

LIVING TOGETHER

共に生きよう、こころが僕じゃないものに捕らわれても、もう永くはなくとも、それでも生きよう。

憎んでも

私は立っている!ここに立っているフラッグを立て続けたい。遠くの廃墟の泣いている夢を見て、助けに行きたいと思ったけれど、ちゃんと理解せずに、中途半端な感情で行なうのは罪だと思う。 わがままな絵ばかりを描いている、私を憎んでも良い。

WAR IS OVER

戦争は終わったんだ!ああ、あの日の雲とおんなじように、僕の心もどこかへ流されてしまったんだね。戦争を知らない僕らはせめてあの傷を忘れないように、色んなことを知るべきなんじゃないかなぁ。「あんなひどいことなんて知らなくて良い、幸せに生きなさ…

未来がある

僕は笑う。明日が妙に確かで、強く祈る意味がなかった。理由もなく、僕は明日は来ると決め付けている。僕らは生きているけれど、生きている事実ばかりで、生きている実感を欠いているかもしれないね。もしかしたら、毎晩、僕はベッドの上で死んで、朝が来た…

迎え火

あの人が帰ってくる!天の向こう側、彼岸の国から光の馬に乗って、僕の元に帰ってきてよ。燈篭を焚いて、此処だよって言って踊った。少し晴れた夜、線香の細い煙と、十二個の盆灯篭の中で僕は眠った。雷が鳴るかと思って、雷の釼みたいに薄い切っ先が好きだ…

パレードが行くよ

その声を届ける為に開ける鍵は自分で飲み込んだまま吐き出せないから苦しんだ。世界は冷たいで眼でこっちを見ていて、もう何も失いたくないからクローゼットの中で蹲った。祈りは、きっと、届かないけど、その鍵を吐き出して鍵穴に入れても良いよって、許し…

矛盾を埋められないのは僕だよ

狡いな、卑怯だよ。結局、私は恋をしていないで、恋に墜ちていた。遠く離れていた。100kmも。その分だけ、心は届かなかった。近付いたら、これまで抱いていた嫌悪も憎悪も不快感も全部あぶくになって消えた。 腹立つなぁ、本当に、私は愛してしまってるんだ……

嗚呼

結局、私は恋に墜ちている。

墜ちない

僕と、君が言う。愛してるって言葉は結局嘘でした。

ごめんなさい

うそつきって、そう言って、女々しいよって、そう思って。伝えなきゃいけないことを伝える事すら億劫で、恐れて、面倒臭くて、その加減に自分を責めた。つくづく愚かだなって、そう思えた。もうきっと空色もあの歌も夏も全部トラウマになっていくんだろうね…

泣きたい

それでも泣けない自分は、本当は壊れてきているのかな? 飄々と生き続けた僕の罰だね、飄々と流れた僕の罰だね。 今浮かぶ感情は「何も無い」という悪夢

ああ

何だかもう誰を頼って良いのかわからないし、相手を傷付けてでも本当に自分の言いたい事を言うことが正しいのか、それとも相手を傷つけないように自分に嘘をつけばいいのかわからない。理解するのに時間がかかって、招いたものは訣別だったね。別れたくは無…