未来がある

 僕は笑う。明日が妙に確かで、強く祈る意味がなかった。理由もなく、僕は明日は来ると決め付けている。僕らは生きているけれど、生きている事実ばかりで、生きている実感を欠いているかもしれないね。もしかしたら、毎晩、僕はベッドの上で死んで、朝が来たら甦るのかな?そんな無責任な妄想ばかりで迎える朝!「ああ、やっぱり」
 何年後、地球が滅ぶ?ぼんやり危機を感じて、出来れば苦しまずに、とか、言っちゃったりして。僕らは音を掻き鳴らした!声を枯らしたのは恐ろしい気持ちでいっぱいで、独りになることを拒んだからだよ。