2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

無題

心臓が、もう止まりそうだ

レース

裏切りではない裏切り、悲しみが連鎖する水曜日。めずらしく新宿に行かなかったのは、私の弱さが許されてしまいそうだから。許されようとするのは狡い。用意された回答だけを待ち望んでるお前は、狡いのでは無いか?

かなしい

理由が明確でなくなったら、関係に名前がなくなったら、僕らはもうちゃんと終末に向かわなきゃ。ただ何となく、で繋がっていてはいけないんだ。

ナンバーガール

揺れない言葉が聞こえてくる。私もお前も結局欲望にだけは忠実で、相手のことなど案外どうだって良いんだな。いつまでも一方通行の会話に私は飽き飽きして、もう全部どうでもよくなって、明日の予定のことばかり考えている。 割り切れなかった答えだけが、皮…

次の点で回る世界

僕の掌に君の温度が離れない。思い出せば出すほど、掌に甦る感覚だけが虚しい熱を帯びるんだ。街はやさしいから、僕は今ようやく泣かないで済む地点を見つけられたよ。世界は北極点を中心に回らなきゃいけないし、社会はルールで模らなきゃいけないように、…

浅ましき朝

現代人の腐臭がする黒い河を改札方面に向かってただ流されていく。 すし詰めの電車が自殺者の喜ばしき衝撃で止まる。 もし僕があの黒い河を渡り切っていたら、彼と同じ向こう岸に辿り着いたのでしょうか?

無題

わがままな僕を許して欲しい。わがままだった君よ、わがままな僕を、僕を…。君は!言いかけて辞めたその先を僕は捨てきれずに、夏を越えて秋が終わってしまったんだ。時は既に遅すぎるのか、あの時、あの日、あの瞬間に、そんな事ばかりが僕の頭上を飛んであ…