ごめんなさい

 うそつきって、そう言って、女々しいよって、そう思って。伝えなきゃいけないことを伝える事すら億劫で、恐れて、面倒臭くて、その加減に自分を責めた。つくづく愚かだなって、そう思えた。もうきっと空色もあの歌も夏も全部トラウマになっていくんだろうね。
感情を伝えられる器官があるなら、私はそのメロディーとかに沿って、強がった心の本意を君に伝えられたのに。
もう少し心に余裕があったらな、こんなことにはならなかったかな。
今更、後悔しても遅いんです、もう君に欲情する事はない。