犠牲は一つ?それとも二つ?

 もう、未来なんて無いんだと思うのに、それでも共にいようと思う、この変態なる感情を、恋愛と仰るんですか。私は変わりたくない、私と言うものから、私じゃない私へと。それでも、その変態たる感情がそれを許さないのなら、やっぱり、あの日の如く、死ぬか殺すしかないんだ…。