暖かな冬

 利口に生きるのが難しいさ、汚れずに済むならそれが良い。失くした日常に溺れてしまいそうで、必死に身構えはするものの、弾丸は容易く肉を撃ち抜いて、僕の地面が汚れていく。
 ああ、ああ!何を灯して夢を見よう!あの日の言葉は誰に繋がっていったのか、まだ全然解らないでいる。