冷たい体が軋んでは求め切れずに失った、殴たれた頬だけが赤く熱を帯びている。汚したのは誰だろう、汚されたのはいつだろう、呼び鈴だけ虚しく響く受話器を置いた夜半の中、弱さを見せたら全部終わってしまいそうで、必死に笑うんだや、朝日が照らす前に瞼…
僕は弱い、夜の詩をちぎれるように描いては朝が来る度にぐしゃぐしゃに丸めてしまうよ。繋がれない、それは伸ばす勇気もないくせに、自分は特別だと思い込んでいるから。恐れている、のは君のせいじゃない、流れ続ける時間の速さに足を捕られ気味だから、倒…
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