ああ!僕の心臓に糸杉を植えてくれないか!

 瓦礫の上の炎の街で、兵士達が狂気に踊る。戦争の為の10000の方法と、君に届かない1つの言葉、向こう岸で結ぶ88の星座に、君はきっとなれるから。世界は生温い水に浮かぶ。此処で絶えていく僕を笑えよ。伸ばした極彩色の腕を受け入れる、君の指が次に握るのは、ライフルではなく花がいい。オリーブを銜えた番いの鳩が、帰って来なくなって何千年経った?君の頬を濡らす雨を産む、瞼の雲の真ん中にいつでも天の戴があればいい。