あいうえお

 あなたが今、海を描いた!大潮の彼方から聞こえる苦悩や軽薄な声。さあ、真実は少しの生命をも削いでしまうのか、正しい沈黙を冷たい手で淘汰するのか?波と人間を縫い合わせて、眠る脳がはじまりの火を振りかざす。平気さ、本当だよ。まだ見つけてない無垢の眼は、妄想かな。やっぱり有限の夜のライン上、隣人の冷笑で老化する和音。