伝言ゲーム

 身体が酷いスピードで褪せていく。真意はいつまでも伝わらない。伝言ゲームですれ違う僕の表現とやらを、無能だと笑っているお前が僕を一撃で殺さない。愛していたアスファルトに擦り傷ばかりで散らかる僕が悶絶している。
 何より一番恐ろしいことは、お前は僕の言葉など興味がないことだ。何より一番悲しいことは、僕のこころの表現がお前にとってゴミに等しいと言うことだ。