soon after the melody ends

 あんな嘘で躑躅が枯れる。こんな希望で陽が永くなる。そんな歌を歌った僕は、どんなロープで首を吊ろう?光って消えて弾けそうな爆弾を抱えて僕は、赤坂見附交差点にぼんやり立っていた。その気がないなら黙ってろよ、にっこり笑って、誰かの所為にして、白黒の車や紺色の人並みを無視し続けた。
 夢みたいに白けた日々に飲み込まれ、欠伸ばかりで次の週末を望んでしまうなんて、僕も落ちぶれたものだなあ!全部無くなってしまえば少しは楽になるのに、僕の兵器は雨に濡れてただのガラクタになってしまった。アスファルトの上を裸足で歩く時のちくちくとした気持ちで、今年二番目の台風を呼んでみたい。どうすればいいんだい?具体的に示唆してくれよ、メロディーが途切れたら、すぐに。