ファイティング・イズ・ノット・ブラインド

 夜が深くなるたびに世界は羽音を立てて高く飛ぶ、僕は罪の深さだけ深く眠ろう。進むべき道は君の篝火でいつだって照らしていてよ、暴風雨に倒れそうになっても強く焼きつくその光を忘れないから。涙も掻き消すほどの叫びで雲を破るなどは叶わなくとも、呼び合う名前の美しい韻律を辿り続けて行こう。戦わなければいけないことが多くて、この胸は傷を増やすだけ?拭い切れない血が核融合より強い力であるなら僕らは次の世界になることを恐れない。眼を開け!この手の証を離さないで、いて、よ。抱き寄せて隙間なく続く脈がひとつにはなれないが、ふたつにはなれない生命体になる。諦めてしまった夢という空言が今、君の灯に照らされている。