パラレル

 どこに焦点をあわせればいい、客観視する映像に目を凝らせば僕と言う虚飾を剥がすことに必死になるだけで、よくない。ひたすらに合図を待っていたら、そのことに必死になりすぎて合図を見逃してしまいやしないか。泣いていないでなんて何で言うの?愚か者、もうすぐ来る真昼間に少女たちの小さな小さな革命を汚すな。君の足元に引かれた平行線、僕の引力にイカれた喫水線、どんなに目を凝らしても冥王星が見えないのなら、月に祈る手を解くこともできる。明日はきっといい日だと朝から思う僕を不義だと言うのかい?面白いなぁ、君は。