死に愛

 僕は死ぬ度に眠り、甦る度に目覚めて生活を繰り返す。毎夜毎夜死んでいる。だから僕は夜が好きなんだ。句読点の多い僕の言葉がいつまでも果たされない遺書のように真っ白い画面の中で横たわっている。
 僕はそれを愛と呼んでいる、愛の反対の言葉は無関心なのだから。あしたをいきる、この目に溢れるものは、涙がいい。